行政書士は意味ない資格?【私は行政書士資格を取って良かった】
行政書士資格は意味ないって、ほんとなの?
行政書士資格を取った人はどう思っているの?
合格者の人の、リアルな声を聞きたい!
こんなお悩みを解決します。
「行政書士資格は、意味ない」
これから行政書士資格を目指そうと悩んでいるときに、「意味ない」なんて聞くと不安になってしまいますよね。
実際のところ、行政書士資格は意味ないのか?
実は行政書士資格に誤った認識を持っている方には、行政書士は意味ないと感じてしまいます。
この記事では実際に行政書士資格を取得した私が、
- どんな人に行政書士は意味ないのか?
- 行政書士を取って良かったことはないのか?
行政書士資格取得後にふり返り、今思うことを全てお話しします。
「行政書士は意味ない」という声が気になっている方は、ぜひ一度ご覧ください。
行政書士資格は、行政書士にならないと意味ない?
結論からいうと、行政書士資格は「行政書士にならない方」にとって、あまり意味ないです。
意味ない…というより「行政書士資格が役立つ場面が少ない」と言った方がいいかもしれません。
例えば簿記などの資格では、
- 経理での仕事に役立つ
- キャリアアップにつながる
- 就職先が広がる
こともあるでしょう。
しかし行政書士は違います。
行政書士資格を持っているだけ(合格しただけ)で、就職で有利になることもなければ、勉強したことが日常生活に直接役立つことも少ない。
また行政書士は雇用もとても少なく、独立開業ありきの資格です。
>>行政書士は就職できないし、求人がない?【就職するためには】
行政書士になる以外では、とにかく行政書士資格を活かすのが難しいと今感じています。
行政書士資格が意味ない人の特徴
行政書士にならないと、行政書士資格はみんな意味ないの?
それは絶対に違うよ!
行政書士が意味ない人には特徴がある。
行政書士資格が意味ない(と感じてしまう)人は、以下に当てはまる方です。
- 就職・転職で役に立つと思っている
- 勉強した法律知識が日常に役立つと思っている
- 行政書士資格の取得だけで人生が変わる思っている
これらはすべて誤った認識です。
このような目的だけで行政書士資格を取得すると、意味ないと感じてしまうので、要注意です。
参考:【行政書士は時間の無駄?】やめとけと言われる3つの理由|体験談
私は行政書士資格を取って良かった
私は現在は行政書士として働かず、普通の派遣社員。
行政書士資格を存分に活かせているかといったら、きっと活かせていません。
それでも行政書士資格が「意味ない」なんて一度も!!!思ったことはありません。
むしろ、行政書士資格を取って良かった。
行政書士資格を取ることで、確実に自分の中の世界が広がりました。
行政書士資格を取って良かったことを、体験談からお話します。
行政書士は意味ない!って思っている方に、ぜひ読んでいただきたいです。
本物の自信がついた
行政書士資格を取って良かったことの1つ目は、自信がついたことです。
ありきたりかもしれませんが、自信っていくらお金をつんでも買えません。
私は行政書士資格を取得する前、とにかく自信がありませんでした。
- 大学受験は失敗
- 公務員を目指すも挫折
- 仕事もたいして続かない
- 飛び抜けていること、特になし。
何もない自分が本当に嫌でした。
そんなとき、行政書士資格に出会った。
「何か変えられるかもしれない」
意味ないかも、ってとても不安でした。
でも自分を変えたい一心で勉強を始めました。
- 周りから「意味ない」と言われても耳をふさいで勉強を始めたこと
- 難しい勉強に心が折れそうになりながらも、机にかじりついて勉強を続けたこと
- 試験日まで諦めず全力で走り抜けたこと
そして、合格をつかんだこと。
すごい達成感でした。あの感覚、今でも忘れられません。
「自分もやればできる」
何ものにも代えがたい自信です。
使い込んだボロボロのテキストや問題集
当日の熱が残る受験票
嬉しさが爆発した合格証
全てが「努力の証」として残っている
自分に自信がなくなったときは、合格証を眺めてはパワーをもらっています。
行政書士は難しい国家資格なので、さらに自信につながっています。
知らなかった「士業」の世界が見られた
行政書士資格を取って良かったことの2つ目は、知らなかった「士業」の世界が見られて、世界が広がったことです。
〇〇士と呼ばれる、専門的な資格が必要な職業のこと。
例)弁護士、司法書士、行政書士、税理士…など
行政書士資格を取ることにより、Twitterで行政書士の先生方と交流ができたり(合格時には先生方からたくさんのリプを頂いたことも!)
「行政書士資格があるから」という理由で興味を持っていただき、税理士事務所でアルバイトで働くこともできました。
(簿記の資格すらないのに、税理士事務所で働ける…奇跡です(汗))
士業ってこんな世界なんだ。
行政書士資格を取る前には、なかなか関われない世界です。ある意味特殊な世界というか。
たくさん貴重な経験をさせていただいています。
Twitterで交流してくださる士業の先生方、いつも本当にありがとうございます。
自分の方向性をみつめ直せた
行政書士資格を取って良かったことの3つ目は、自分の方向性を見つめ直すきっかけになったことです。
行政書士試験に合格して、実際に行政書士の開業準備を進めていくと、
- 自分に何が足りないか
- 自分は本当は何がしたいのか
を改めて真剣に考えることができました。
合格前はどれだけ考えても浮かばなかったこと。
これだけでも頑張って勉強し、行政書士資格をとった意味があると言い切れるぐらいです。
開業の切符すら手に入れてない、机上の空論ではわからないことが多すぎました。
行政書士、取って良かった。
まとめ:行政書士にならないと意味ない?私は取って良かった
「行政書士にならないと意味ない!」と言われる行政書士資格。
確かに行政書士資格は、行政書士として働く以外に活かせる場が少ないことは事実です。
しかし「行政書士にならない=全てが意味ない」ではありません。
私は合格後に行政書士になっていませんが、行政書士に向けて勉強して、行政書士資格を取得したこと。一切後悔していません。
むしろ、行政書士資格を取って良かった。
「自分だってやればできる!」行政書士資格がくれた自信は、今につながっています。
しかも行政書士資格は有効期限がなく、一生モノ。
登録すればいつからだって行政書士として働ける。開業への切符がある。
これだけでなんだかすっごく心強いんです。
必死に目標に向かって努力し、合格までつかめた。意味ないはずがありません。
自分の中に確実に「何か」が残っているはず。
- 自信
- 勉強の楽しさ
- 開業への一歩
他のものかもしれません。
あなたが必死で努力してつかめた行政書士資格は、どこかに必ず意味があります。
行政書士は意味ないと悩んでいた過去の自分へ、「そんな心配しなくて大丈夫だよ」と伝えたいです。
以上、行政書士の一発合格をつかんだ私の《行政書士資格は意味ないのか?》でした。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までご覧くださり、ありがとうございました!