【行政書士試験の概要】日程・出題科目・配点は?|合格者がわかりやすく解説
行政書士試験の概要って、どんな感じ?
ゴチャゴチャ細かいことじゃなくて、行政書士試験の要点だけを知りたい。
行政書士試験のことを、大まかにわかりやすく教えて!
こんなお悩みを解決します。
この記事では、とにかくわかりやすく!行政書士試験の概要をポイントごとにまとめました。
合格者である私が、試験の注意点も含めて解説しています。
3分程度でサッと試験の要点をつかめます。
行政書士試験について知りたい方は、ぜひ一度ご覧ください。
行政書士試験の概要①日程
まずは行政書士試験の日程をさっと確認しましょう。
- 試験日
-
年に1回:11月の第2日曜日
今年度:
令和5年11月12日(日)参考:令和4年度(昨年)の試験の申し込み期限
【郵送】
令和4年7月25日(月)〜令和4年8月26日(金)消印有効【インターネット】
令和4年7月25日(月)午前9時 ~ 令和4年8月23日(火)午後5時 - 試験時間
-
13〜16時(3時間)
※休憩なし - 解答方式
-
- 択一式のマークシート
- 記述問題(3問)
- 受験料
-
10,400円
- 試験場
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全国の会場(選択可能)
- 合格発表
-
令和5年1月25日(水)
- 備考
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受験資格なし(学歴・年齢・国籍など一切不問)
行政書士試験は年に1回、11月に開催されます。
試験の出願は7月下旬〜8月下旬の1ヵ月間のみ。
行政書士試験では会場の場所を希望でき、自分の住んでいる県以外での受験も可能です。
「他県の方が試験会場が近い!」なんてときも安心です◎
行政書士試験の概要②申し込み〜合格発表までの流れ
行政書士試験の申し込みから合格発表までの、一連の流れを見ていきましょう。
試験案内は7月の第2週(公示日)に行われます。試験センターのホームページで確認。
出願は毎年8月初旬〜
インターネット・郵送での申し込みが可能です。
顔写真(インターネット申し込みの場合は写真データ)が必要。
10月中旬〜下旬に、圧縮ハガキで届く。
びっくりするくらいただのハガキ(失礼)なので、なくさないように注意。
万一雨に濡れていたら、必ず乾かしてから開きましょう。
ぐちゃぐちゃになります…(←ピンチだった人)
11月・第2日曜日
午後1時〜午後4時
試験会場は11時50分に開きます。
12時20分には着席必須。
休憩なしのぶっ通し試験です。
1月の第5週の水曜日
試験センターのホームページで朝9時から確認できます。
合格発表日から順次送付。(圧縮ハガキ)
受験した人全員に届きます。
毎年2月中旬~下旬
無事合格した方には、A4の合格証が簡易書留で届きます。
合格した実感が湧く最後の瞬間です。
おめでとうございます!!
行政書士試験の概要③出題科目
続いては行政書士試験の出題科目をみていきましょう。
出題科目は、大きく2つに分かれます。
- 法令科目
- 一般知識
メインは法令科目です。
法令科目
行政書士試験の法令科目は、以下の5つ。
- 基礎法学
- 憲法
- 行政法
- 民法
- 商法
行政法と民法がメインで、試験全体の配点の6割以上を占めます。
行政書士試験の合格には、行政法・民法の攻略が必須です!
一般知識
一般知識の出題分野は3つ。
- 政治・経済・社会
- 個人情報保護・情報通信
- 文章理解
政治・経済・社会は範囲がものすごく広く(時期の指定もなし)、かなり対策が難しいです。
行政書士試験の概要③配点・合格基準
行政書士試験は300満点の試験。
以下の3つを全て満たした人全員が、合格になります。
①〜③の全てを満たすこと
①法令科目が122点以上(5割以上)
②一般知識が24点以上(4割以上)
③試験全体で180点以上(6割以上)
※補正が加えられる場合あり
300満点の試験
「上位〇%が合格」ではないので、他の受験生の出来は自分の合否に関係ありません。
科目別の配点・問題数はこちら!
一般知識に気をつける
行政書士試験では「一般知識」に注意して、勉強を進めていく必要があります。
なぜなら一般知識で基準点をクリアできなければ、総合得点で合格点でも不合格になってしまうからです。
法令科目で190点とれた!
▼
総合得点をみると合格点(180点以上)に達している
▼
しかし一般知識が0点
▼
問答無用で不合格
これを行政書士試験の「足切り」といいます。
総合得点で合格点に達していても、一般知識で「4割以上」(14問中6問以上)得点できなければ、問答無用で不合格になる
※例年通り一般知識が56満点の場合
行政書士試験に合格するためには、一般知識の勉強もほどほどに進めていきましょう。
行政書士の足切りを避ける一般知識対策について、詳しくは以下の記事で解説しています。
行政書士試験の概要④出題形式
行政書士試験は基本マークシートでの解答ですが、記述式の問題も3問出題されます。
【マークシート】
- 5肢択一(54問)
- 多肢選択(3問)
【記述式】
- 行政法・民法(3問)
基本は5択
基本は5つの選択肢の中から正解の1つを選ぶ、マークシート方式です。
- 正しいものを選ぶ
- 間違っているものを選ぶ
など、回答は問題により異なります。
問題をよく読まず同じテンションで解くと、ミスります。
多肢選択はかんたん?
多肢選択は3問。(憲法1問、行政法2問)
1問に4つの空欄があり、20個の語句の中から選びます。
語句があるのでかんたん、と思われがちな多肢選択ですが、わかっていないと全然解けません。(特に憲法が難しい…)
多肢選択については部分点(1つの空欄につき2点)がもらえます。
わかるところだけでも埋める!
難関の記述問題
最大の難関、記述式の問題は、合計3問の出題です。(行政法1問、民法2問)
マス目が用意されており、40字程度で質問に答えます。
記述問題は「1問あたり20点」と、かなりの高配点。5択のマークシート問題の5倍(!)の配点です。
試験全体の配点でみても、記述式は2割を占めます。
合否に直結する記述式は、徹底した対策が必要です。
行政書士試験のよくある質問
まとめ:行政書士試験の概要【わかりやすく解説】
この記事ではかんたんに行政書士試験の概要だけを解説したので、受験を決めた方は必ず以下の公式サイト
をじっくり読み、要件をしっかり確認してください。
行政書士試験センター公式サイトでは、順次最新情報が流れます。
合格発表が終わるまでは試験センターのサイトを必ずブックマークし、随時確認してくださいね!
以上、行政書士試験を受験して合格した私の《行政書士試験の概要をわかりやすく解説》でした。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までご覧くださり、ありがとうございました!
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